お試し期間中に退会すれば料金は掛からないということで、
ツタヤディスカスを利用してみました。

http://tsutayadiscas.blog.jp/

ライブラリアン 伝説の秘宝

感想
最近はTVドラマといえどもアメリカの番組なら
そこそこ名の知れた俳優が出演し、しかも二時間ものならば制作費も多いだろうし、
劇場映画と比べて目立った差もなくなってきたと思ってました。

でも、これを観て、映画とドラマの質の差を感じました。
このドラマは、いまだに
嬉しくなるほどのほほえましいチープさで溢れていたのです。

アクションシーンの異様なまでの躍動感と緊張感のなさ
も凄まじかったのですが、
(「キル・ビル」のパロディかと思わせる女同士の格闘シーンもあるけど、
中身は恐るべきヘナチョコぶり)
ワイルドな女ボディガード・ソーニャの吹き替えを担当した水野美紀も
アクションはソーニャには負けない切れ味を持っていそうだけど
残念ながら吹き替えが全然こなれていず、聞いていてちょっと苦しかったし。
(これは水野さんが悪いのではなく、彼女を起用したwowow側の問題ですが)

でも、このドラマも悪いことばかりではありません。
トレジャーハンティングものの王道を行くワクワクなストーリーで
王道ならではの幸福なご都合主義もひっくるめ、いい意味でハラハラしながら
ご家族でも楽しめる作りになっております。
「パンドラの匣」(苦笑)とか「エクスカリバー」が収められた図書館や
アマゾンの奥地にマヤ文明の神殿があったり、
カイラス山を登っていったらシャングリラがあったり・・・・

映画だったら怒りたくなるような
何でもアリで節操ゼロな世界観でした。

主役を演じたのは「ER 救急救命室」のカーター先生ことノア・ワイリー。
個人的には長年「ER」のファンでしたので、
フリンの活躍がカーター先生の成長に重なり、なんだかんだ言いつつ応援しながら見られました。
(こちらは吹き替えも「ER」と同じく平田広明さんで違和感がなくて良かった)
ストレートなサクセスストーリーに涙! ワールドカップ・イヤーの今こそ、この興奮をぜひ体感してほしい。爽快!

いやー、こういった単純明快なサクセスストーリーは大好きです(^_^)。かなりストレートな展開なので、子どもにも楽しめる内容です。ワールドカップ開幕直前の今こそ、観て興奮してほしいです。爽快ですよ。

話には聞いていましたが、そうそうたるメンツも登場します。さすがにスクリーンでの存在感もハンパじゃないです。まあ、次の「GOAL!2」のほうがもっと凄いことになるようですが。

なんかあれですね。おばあちゃんや彼女など、サポートしてくれる人たちの存在がとても大きかった。夢を追いかける人と、それを支える人の関係にはいつも泣かされます。でも、一番泣けたのは監督のあの台詞だったかも・・・。

この映画、三部作ってところが凄いですね。まだまだ楽しめそうです。単純な映画です。頭を空っぽにして楽しんでください。

ナイロビの蜂

2013年9月26日 映画
重たい空気をいっぱい吸えたけど、物足りない。こんな現実もあるんだと映像に目をやるけど、魂は震えない。もっとグッとくるものがほしかった。

オープニングから、カメラワークに引き込まれました。ちょっとゾクゾクしました。だけど・・・。

むー、物足りないですね。空気は悪くない。今はこういうネタには非常に興味を持っているし、映像だってきれい。だけど、残念ながら引き込まれる話ではなかったです。早く先を知りたいという欲求の湧いてこない2時間は辛いですね。

話としてはよくわかるし、こんなの許せないし、主人公の心情もわかるし、切なくて仕方ない。だけど、それを魂で感じられるほどに感情移入できなかったですね。単調でした。

これはこういう空気を味わう作品なのかなあ。嫌いじゃないんですけどね、こういう空気も。もっと感じるものがほしかったです。

とはいえ、こんな現実が地球のどこかにあることは事実。「命の安さ」っていう表現が胸に突き刺さりました。どんな命であっても、値段や重さで量ってはいけない。すべての子どもたちが笑顔いっぱいの毎日を送れる日がくることを願っています。


「・・・・・・。」

「・・・・・・。」

ポセイドン

2013年9月26日 映画
海猿との連続鑑賞はイケませんよー(笑)。いやー、かなりのハイペース。力も入るし呼吸も止める。エンドロールには泣きたくなったなあ。

これは2時間を切る作品だけあって、サクサクと話が進みます。かなりのハイペースでした。あっという間に年越しして、あっという間に大波が来て、あっという間に逆さまになって(笑)。その勢いでラストまで突っ走ってくれますから、中だるみなんてものは一切ありません。

まあね、何て言うか、例によって「そんなにうまく行くのかよ?」ってツッコミがあちこちから聞こえてきそうなんですが、僕の場合は全然OK。そりゃもう、拳は握るし呼吸も止める(笑)。ただ、苦しくて水面に出るまで持ちませんでしたが(^_^;)。海猿との連続鑑賞はイケませんよー。

しっかし、他人を助けようと勇気を振り絞る姿には心打たれますね。「愛する人のために、自分の命を投げ出せるか?」、と自分の胸に手を当てて考えたそのとき・・・。

予想を大きく上回ることもないと思いますが、期待には応えてくれると思います。エミー・ロッサムは、次はどんな災難に巻き込まれるのでしょうか?(^_^)
またひとつ、日本では考えられない衝撃の事実を知った。ラストの彼女の行動が正しいかはわからないが、とても大きな希望を感じさせてくれた。いつかそのひと粒のひかりを確かに輝かせる日が来るのだろうか?

世界にはたくさんの貧しい国・地域がある。仕事がなく収入を得ることができなかったり、仕事があっても満足な収入を得れなかったり。

生きていくため、家族を養うため、自分の夢を叶えるため・・・。そのためにお金が必要で、ほんとに仕方なく、麻薬の運び屋になってしまう人もいる。17歳の少女までも。

悪いことだとはわかっている。命を落としてしまう恐れがあることも知っている。だけど、耐えられない現状から脱却したい彼女たちは、自らの体をもって麻薬を運ぶことを選択する。そして、一度の仕事で家を建てられるほどの報酬を得る。

こんな世の中だ。悲しいけど、世界のどこかで現実に起きていることだ。

またひとつ、世界の現状を知ることができて、僕にとっては意義のある作品でした。観てよかったです。ただ、この映画では、そういった現実に対して警告を発することは一切なく、あくまでも一人の17歳の少女を追いかけています。

ラストの彼女の行動が、観る者に大きな問いを投げかけてきます。17歳の若さで、あれだけの決断をした。そんなふうにさせてしまう世の中に憤りを感じながらも、母になる女性の強さを垣間見、それが世界全体にとっての“ひとつ粒のひかり”のように思えました。

絶望からも希望を感じ取ることのできる、そんな映画でしたね。
惜しいなあ。と、of my lifeと付いてしまった邦題を前にどうしても思う。原題通りにproofでよかったのに。でもね、これは愛すべき映画に間違いない。

「これはグウィネス・パルトロウの代表作になる」と、イ・ビョンホン風に言ってもいいかもしれません(笑)。期待以上におもしろくて、あっという間に時間が過ぎていきました。

オープニングから引き込まれました。会話がメチャクチャおもしろくて、心地よくて、気持ちよく世界に浸っていました。自分の好みの良質の作品に出会ったときの感覚です。ラストまでずっと会話を楽しめる映画でしたね。

ほんとあっという間に時間が過ぎていったので、「まさかここで終わり?」と感じてしまったのがちょっと残念でした。このラストも悪くはないんですけど、だとしたら何で邦題に「of my life」と付けたのかなあって。感じることはできるけど、ちょっともったいないなあと思いました。

「proof」という言葉が何度も会話の中に出てきます。これから観る人はぜひ数えてみてください。まあ、答えが出ても証明できないし、最初から観返して検証するしかないですけど(笑)

結局のところこの映画を観ながら感じることは、「自分や自分の気持ちってどうやったら証明できるんだろう?」ってことです。「愛してる」という言葉や気持ちをどうすれば証明できる? 今ここにいるのがオレなんだということをどうすれば証明できる? そんなことを考えながら観ていると、置いていかれそうになるので危険です(笑)。まあ、この世には数学的には証明できないこともあるからおもしろいんですけどね。

人を愛することが、自分が生きた証だと言えるのかもしれない。愛を重ねることで、それを証明したいのかもしれない。

とてもいい香りのする映画でした。僕にとってはグウィネス・パルトロウの代表作になると思います。なんか、また観たくなってくるなあ。

輪廻

2013年9月14日 映画
ゾ、ゾンビ映画?(笑) 意外にもかなりおもしろかった。こういう心理的な恐怖を味わえるのは好き。いやー、完全にだまされてたよ。

優香の勝ちでした(笑)。いや、香里奈は好きなんですけど、ちょっと出番が・・・。それに、存在理由にさえ疑問を感じながら観ていたくらいですから。いや、でも、いい展開でした。

いやー、意外や意外。結構楽しめましたよ。拍手です。ホラー映画的な売り方はどうかと思うんですけど、実はちゃんとした物語になっていて、それだけでも結構感じることができたりするんで、かなりドップリと入り込んでました。だって、烏龍茶に一度も口つけなかったんですよ。これって凄いなと。

人間、誰もがみんな前世を生きてたわけですよね。どんな人生を送って(人間とは限らないのか?)、どんな人を愛して、どんな死に方をしたのかはわからない。むごい死に方をしたかもしれない。殺人鬼だったかもしれない。それでもまたこうして生を受けて今を生きている。前世の記憶をどこかに封印したまま。

そう、封印したままですよ、普通は。なのに、なのに、この映画ではあんな大変なことになってしまった。ぶー、凄い話だ。だけど、おもしろかったです。

ラストに向けての展開で、ちょっと「やられたー」ってところがあったのでよかったです。香里奈に夢中でスッコーンとだまされました。

優香の迫真の演技もよかったですね。あれだったら一流女優になれたのに(笑)

Jホラーシアター、なかなかやりますねえ。第一弾の「感染」「予言」もなかなか楽しめましたしね。

「前世占い」をやってみたら、僕の前世は「忍者」だそうです。書いてあることも怖いくらいに当たっているような・・・。「ハマりがちな恋」っていうのも見れるのですが、こいつがまた信じられないくらいに当たっている。どうやら僕は前世では「あらゆる忍術を使って自分の欲望を満たしていた」らしいです、はい。

疾走

2013年9月12日 映画
お見事! 子どもたちの演技はイマイチだけど、いつの間にかそんなことを忘れるくらいにこの映画の仕掛けにハマる。考える間もないくらいに強烈にその波は繰り返し打ち寄せる。

序盤は子どもたちの演技、というか棒読みに近い台詞が気になります。冷めてしまうほどひどいわけではないのでいいのですが、出てくる子全員がちょっと・・・、っていう感じです。ひょっとすると狙いなのかもしれないです。

反対に大人たちは最高にいい。これもコントラストなのか? なんて考えてしまいます。中谷美紀、トヨエツはいつも言ってるように大好きな二人なんですが、貫禄を見せつけてくれました。うれしいですねえ。トヨエツの神父、言ってることに「ふむふむ」と頷きながら観ていました。大杉漣も好きですが、ちょっと「持っていきすぎ!」と思ってしまうような展開。

良くも悪くも“疾走”してしまうのが子どもなんだと思いますが、神父が話していた「宿命」と「運命」の意味がずっと心の中に残りながら観ていたので、見事にこの胸で共鳴していました。

ほんと、ラストは得体の知れない涙が込み上げてくるのですが、これは間違いなく本能的に感覚が反応してるものであって、考えさせられた結果のものではありません。この映画は打ち寄せる波のように愛と憎しみが交差し、その衝撃を前に考えるという余裕さえ持てないほどでした。考えるのは全てを観終えてから。それでいいんじゃないでしょうか。もちろん、観終わってから考えずにはいられないし、これが映画の醍醐味ですから。

すばらしい映画でした。今年も映画ライフを楽しめる。そんな予感がしました。

THE有頂天ホテル

2013年9月2日 映画
最高! めずらしく大笑いしたぞ。最後まで息切れしなかったね。三谷さん、スゴイよ。でもなあ、やっぱ大晦日のレイトショーで観たかったけどね。

いやー、結構な客の入りでしたね。なかなかいい感じで場内笑いに包まれていたので、僕も気にせず大笑いしてました。最高におもしろかったです。こんな脚本を考えるとは、やっぱ、三谷さんスゴイですね。

これだけのキャストですから、かなり期待していました。みんないい具合におバカをやっていて、次から次へと何度も声を出して笑ってしまいました。シーンごとに撮影しているんでしょうけど、よくぞあのテンションを維持できましたね。スゴイです。撮影現場も楽しそうですね。

そしてそして、2ヶ所くらい泣かされましたね。こんなに笑えて感動もできる映画。大満足ですよ。

まあ、実際にはあり得ないとは思いますが、ホテルの内情をちょっと知れたのはうれしかったです。大変な仕事ですけど、お客様を家族だと思いサービスする姿には、純粋に心打たれます。だから、だから、そうそう簡単にホテルで死なれてもらっちゃあ困るんです(笑)

いやいや、それにしてもタイトルからして笑わずにはいられないのですが、内容も負けてなかったです。大晦日に観てたら、カウントダウンパーティももっと盛り上がった気持ちで観れたのに。

うん、存分に楽しませてもらいました。

スタンドアップ

2013年8月31日 映画
お見事! これは溢れるものを抑えきれない。こんなひどい状況でも、勇気を持って立ち上がり声を挙げることで、何かを変えていくことができるんだ。

世界一の美女とも言われているシャーリーズ・セロン。素敵ですよね。大好きです。「モンスター」は衝撃でしたが、その頃から「美貌だけで売っていく女優では終わりたくない」と言っていました。この映画でもそんな彼女の強い意志を感じ取ることができました。一人の女性として、この役を演じることで観る人に何かを伝えたかったのだとしたら、大成功と言えると思います。お見事でした。

たった一人の勇気に動かされ、諦めかけてた目の前の障害が一気にクリアになる。周囲の人たちをも動かすきっかけになる。実話にインスパイアされたそんな物語に、自然と熱いものが込み上げてくる。溢れるものを抑えきれない、っていうか、抑える必要もないので、何度も涙が頬を伝っていきました。この手の映画は完全に感情移入してしまい、おもしろいように泣かされてしまいますね。

心にまで届いたいくつかの台詞。立ち直れないほどに打ちのめされたとき、側で支えてあげたいという思い。たった一人でも、立ち上がらなければならないときがある。ラスト近くになるにつれ、物語はいつしか自分のハートの中で展開しているように錯覚してしまいました。最近の身の回りの出来事と、思いっきり共鳴しましたね。

シャーリーズ・セロンもうまくなってきたなあ。役作りも凄いし、何だって演じれそうですね。

変身

2013年8月28日 映画
あ、青いなあ。いや、シャレじゃなくてね。まあ、この二人だから予想はしてたんだけど。よくあるネタなんだけど、話自体はおもしろい。だけどねえ、青すぎて泣けないんだよ。

まあ、かなり予想はしてたんですけど、玉木宏と蒼井優はかなり青ーいところに行っちゃってましたね。なんか、観てるこっちが恥ずかしいんですけど。つーか、この二人に主演は荷が重すぎですって。玉木君は男らしさを出すのが難しいし、蒼井優ちゃんだってあんまり女を感じさせない(爆)。笑顔だけじゃねえ。

ほんと、よくある話。っていうか、なんか観たことあるぞ。でも、こういうネタは好きなんで、もうちょっと頑張ってほしかったなあと思います。これは、映画化失敗の典型的な例。滅多にそうは思わない僕が思うんだから、そりゃ相当なもんでしょ。

一番ツライのは、泣きたいところで涙が出ないこと。まあね、世界に入れないときはこんなもんです。

かなり早い段階でドナーは○○者であることがわかってしまうんですが、これも何のヒネリもないっていうか、これ以外のオチでおもしろい話は書けないものでしょうか? 挙句の果てに、二つの人格が入れ替わるときに「うっ!」と痛む頭を抱える。って、いまどき漫画だってそんなことしねーよ、と思うのですが。まあいいか。

結局のところ、全ての行動・感情は脳によって支配されているということですか。胸の奥の温かいところ。これも所詮は脳によるところなんでしょうかね。僕は「心」というものは脳とは別の場所にあって、たとえ脳が死んだとしてもそこで感情というものが生まれるんじゃないかと思います。だから、脳の半分を入れ替えたとしても、愛した人のこと、愛する気持ちは忘れたくないなって思います。
reo

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